全国に例なし!一作もしない土地改良農地

 滋賀県で2024年開催予定の国体の主会場となる彦根総合運動場は14haしかないため、隣接の用地買収が必要。しかし、南側は道路と彦根城、西側と東側は住宅地、北側は学校。拡張できるのは北東側と北西側の民有地と市有地。問題なのは、北東側の買収予定地の大半が土地改良工事をしたばかり農地であること。国体主会場用地として買収予定となっていることが解っていながら土地改良を進めました。現在、一作もしないで草むらとなっています(写真の道路の左側)。道路の右側の土地改良農地はきれいに作付けがされており、あざやかな対照となっています。何のために土地改良をしたのか?こんな例は全国にもないでしょう。しかも、県は農地の買収にあたって、土地改良に要した費用も考慮。さらに問題なのは、その土地改良費用は、滋賀県の東北部浄化センター造成工事から出た残土処分という名目の県費が充てられていること。あまりにも道理の通らない歪んだことが行われているのではないでしょうか。(写真は4月12日撮影)

2018年04月17日