台風大被害なのに知事渡米

 9月4日に暴風の猛威ふるった台風21号により、滋賀県内で甚大な被害が出ています。家屋の全壊を含む広範囲の損壊、農業用倉庫やビニールハウスの倒壊、漁業施設の損壊や漁船の沈没、神社仏閣の大被害、無数の屋根の損壊…日がたつにごとに、被害のひどさが明らかになってきています。いまだに、電気や電話、ネットの回線が修復されないところもあり、県民生活に大きな支障をきたしています。大きな被害を受けた農家や漁家では、「廃業も考えざるをえない」という声まで出されています。
 ところが、三日月知事は台風の翌9 月5 日、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトで交流50 周年を祝う記念式典に出席するため、渡米しました。帰国は13日の予定とされています。
災害に対して陣頭指揮をとらなければならない知事が、台風の襲撃直後に出国したことは問題でしょう。少なくとも、9月7日に交流50 周年記念式典は開催されたのだから、急きょ帰国すべきではないでしょうか。台風の大被害が県内を覆っているときに、知事が1週間以上も外国に滞在していることは、県民の理解が得られないでしょう。(写真は大波の直撃で道路が損壊した西浅井町菅浦地先)

2018年09月08日